生活環境マネジメント学科のイメージ写真
「生活環境マネジメント学科」で学ぶ目的と将来の進路

わたしたちが身近な生活で興味を持っているファッションや食事などについてよく考えてみると、例えば原料採取の段階で自然に大きな負荷をかけているなど様々な環境問題を抱えていることが分かります。これらの問題を解決しないと、いずれは地球の限界を超えてしまい、わたしたちの現在のような生活を維持することは難しくなります。さて、どうすればこのような問題を解決できるのでしょうか?

本学科では、衣食住などの身近な生活への関心から始まって、限りある地球環境の下で環境を保護しつつ、持続可能な社会に貢献することを目指す新しいビジネス(サステイナブルビジネス=持続可能なビジネス)の理念と実践を学びます。この考え方は、米国で最初に生まれたものですが、現在は世界の企業が取り入れはじめています。これが、現代の新しい「エコビジネス」の流れとなっています。

本学科では、このような新しいビジネスモデルを学び、この視点から、わたしたちの身近な生活の問題を解決する新たな「ビジネス」を考え、提案できる基礎的能力を身につけることを目指しています。これは、もともと柔軟な発想をもつ女性の得意とするところではないでしょうか。

本学科の学生は、上記の目的を達成するために用意された多彩な専門科目によって幅広い知識を得ます。また、専任教員によるゼミの中で、自ら考え、意見を発表し、論文をまとめる実践的な訓練を受けます。これらのよって、社会で必要とされる基礎的かつ実践的な能力を付けることができるでしょう。

では、本学科で学んだ卒業生はどんな分野で活躍するのでしょうか?環境保護や持続可能な社会への取組みは、身近な生活に関連するビジネスだけでなく、ほとんどすべての分野のビジネスにおいて必要とされています。また、これらの企業にとってエコビジネスは極めて有望なビジネスとなっています。本学科でサステイナブルビジネスを学び、自ら考え、提案できる訓練を受けた本学科の学生は、このような持続可能性を追求する企業であればどんな分野でも活躍できるでしょう。

具体的な例を示すと、次の表のようになります。
   

 身近に感じること 学科で学ぶ
基礎科目(例)
サステイナブルビジネスの視点から学ぶこと 将来の進路 
 ファッションに興味がある アパレル流通論  衣服のリサイクル アパレルのメーカーや販売店
 美味しくて安全な食事がしたい フードデザイン論  食品廃棄物のリサイクル 食品メーカー、レストラン
 気持ちのよい家に住みたい 居住環境論  自然の循環を取り入れた省エネ住宅 住宅建設、家電や設備メーカー
 健康な生活を送りたい 健康管理論  明るく働きやすい職場環境 建築設計、オフィス家具メーカー
 街に緑があるといいなと思う 都市環境論  屋上に緑がある建物の設計  建設会社、造園会社
 動物や自然が好きだ 環境倫理学  自然保護と両立したエコツーリズム  観光業、公務員、NGO/NPO
 将来のためにお金をためて増やしたい 家庭経営論  将来にわたって経済的に自立・継続すること  銀行、証券、生命保険

  
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